この記事をシェアする

ツイート
いいね
B!はてブ

早期の歯科通院開始を考える

予防歯科の開始年齢と歯科医院への通院時期

現在のところ予防歯科は、自然歯を保持する全年齢の男女に有効性を示しており、歯が生えてさえいれば、一歳前からでも受診自体は可能であり、予防歯科診療の効果は見込めます。

とはいえ、乳幼児期のこどもにとって歯科医院は必ずしも快適な環境とは言い難いことは否めません。

これは、歯科医院の設備や清潔さに問題があるのではなく、乳幼児特有の不規則性、環境の変化に対しての不安、見知らぬ場所や人への抵抗感に根差した問題です。

患者が診察台の上で一定時間以上ジッとしていることができないと、歯科医は診療を行えないため、乳幼児期の予防歯科は有効性こそ高いものの、難度が高くなってしまいがちなので、ジッとしていることができるようになるまでは、予防歯科を断念することも止むを得ないでしょう。

選択するのは両親?予防歯科か歯科治療か

一定の年齢になるまで、こどもが病院や歯科医院への受診判断は、両親が行うものですが、予防歯科を始めるにしても、歯の定期健診を習慣づけるにしても、こども自身が意思決定を下せるようになってからでは、やや遅きに失します。

自然歯が残っている限り、予防歯科は何歳からでも効果を発揮することは、ある程度実証されてはいるものの、予防歯科診療に関して言うなら、その開始も習慣化も早いに越したことはありません。

結局のところ、こどもが幼いうちの診療判断は両親の裁量によるところが大きいため、可能であれば、幼少期からの予防歯科診療の受診をお勧めは致しますが、全ての家庭で、こどもに予防歯科診療の定期受信が可能とは思えませんので、お子さんの予防歯科診療をお考えの場合は、精神と金銭の両面で一定の余裕がある状況での受診が無難です。